[printing-japan] Vectorドライバ仕様に関して

Masaki IWATA iwata @ axe-inc.co.jp
2003年 12月 2日 (火) 20:01:16 PST


アックスの岩田です。

ちょっと前にお騒がせしておりました、浮動小数点型について、
別の視点から教えて頂きたいことがあります。

ご案内の通り、単精度浮動小数点型(float)の有効桁数は 7 桁です。
内部的には、仮数部が 24 bit となります。
これを、整数部 24 bit 小数部 8 bit の Fix 型の演算に使用する
ことは、理論上好ましくありません。

が、実際の運用で、結果的に(ピクセル)座標値として利用されるの
は、5 桁(多くて 6 桁)までの整数値ではないかと思われます。
であれば、float の有効桁数で間に合うことになります。

この「5 〜 6 桁までの整数値」という(勝手な)前提条件に問題が
あるようでしたら、座標計算はすべて倍精度で行なう必要が出てき
ます。
(結果、引数も double である必要があります。)

すみませんが、この点について、どのように扱うべきか、ご指示頂き
ますようお願い致します。
(GlueCode 内では、基本的に意識する必要はないのですが...)

ただし、ghostscript 内では、倍精度演算ですが、固定小数点型が
整数部 20 bit 小数部 12 bit なので、整数部 6(5.5) 桁までの座
標値しか扱えません。
(つまり、ghostscript 用 Glue Code の側からみれば、float で
間に合います)

--

実は、私個人としては、float 型というのが嫌いでして(理由はいろ
いろ)、できれば使いたくはありません。とはいえ、いくら何でも、
嫌いだから使わない仕様にして下さいとは言えませんし...

-- 
IWATA Masaki
 岩田 正樹





More information about the Printing-japan mailing list